105有限会社 山口牧場
日常管理などについての検討会で肉質向上を実現
平成6年に肉用牛の肥育を行う山口牧場として法人化し平成21年からは和牛のみの出荷としています。農業大学校で学んだ2人の社員を得てからは、黒毛和牛の生産技術も一段と向上しました。月1回の検討会では農協関係者とともに牛ごとの肥育データを基に日常管理の問題点、新しい取り組みについての議論を行ってきました。
飼料は南九州産のカシ、シイなどの常緑広葉樹皮を炭化処理した「軟質炭素末」と「生成木酢液」をもとにした「ネッカリッチ」という植物性混合飼料を使用しているため肉質に優れ、環境面からの配慮も行き届くようになりました。過去10年間の肥育データを活用し、生産効率を上げています。数年前からは肥育50%・子牛生産50%の生産体制に変換、常に市場の動向を見ながら高収益を確保するようにしています。